
2008年7月20日より、オリンピック開催に伴う、北京市内の交通規制が始まりました。この規制は、パラリンピックの終了後、9月20日まで続くそうです。
20日以降、道路事情が色々と変わったのですが、主な規制として、ナンバープレートによる通行制限があります。「単双号限制」と言われていて、去年も実験的に実施されていました。これは、奇数日(=単号)は、ナンバープレート下1桁が奇数の車両しか走行不可、偶数日(=双号)は、ナンバープレート下1桁が偶数の車両しか走行不可といった規則。
ちなみに罰金は100元(=1,500円)だそうです。ずいぶんと安い目の設定な気が・・。
ざっくり言って車の量は半分になってもいいようなもんなんですが・・。確かに、感覚的には車は減っているんですが、道路は、以前より渋滞しています。
理由としては・・・。(一応、交通工学の専門家だったの意見させてください)
(1)追越車線が「オリンピック関係専用レーン」になってしまい、実質的に走行できる車線が1車線減った。
(2)「単双号」の為にバスを増便した為、歩道よりの走行車線がバスで一杯になった。
(3)今まで、バス専用レーンは、朝と夕方のみだったのに、6時〜23時まで時間が延長された。
(4)信号オフセット(信号どうしの変わるタイミング)が変わって、しょっちゅう信号に引っかかるようになった。

オリンピック関係専用レーンの地面には、このようなサインが書かれています。

このように、オリンピック関係専用レーンは、がらがら。北京市民の怒りの声があってもいいようなもんですが。北京人は心が広い!オリンピックのためですから、みんな快く了解しているようです。
posted by kero at 00:00
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北京に暮らす